09/10/03 05:30:29 0 BE:342921825-PLT(12556)
09年度補正予算の見直しで、国土交通省は、全国6区間で計画していた高速道路4車線化工事を
全面凍結する方向で最終調整に入った。予算額は3255億円。まだ執行はされていないものの、
事業の地方負担分は既に地方議会で可決されており、地方自治体の強い反発が予想される。
対象は上信越道信濃町(長野県)―上越(新潟県)、阪和道御坊―南紀田辺(和歌山県)、
東海北陸道白鳥―飛騨清見(岐阜県)など6区間。今年4月、国交相の諮問機関である
国土開発幹線自動車道建設会議(国幹会議)で着工が決まり、補正予算の目玉事業として計上された。
また、4月の国幹会議で新規着工が決定した東京外環道練馬―世田谷(東京)など
4区間についても、約100億円計上した補正予算を減額する方向だ。
政権交代後、前原誠司国土交通相や馬淵澄夫副大臣らが補正予算を厳格に見直した結果、
高速道関連事業についてはまだ執行前であることから、凍結した場合の地方経済への
影響が比較的少ないと判断したとみられる。
前原国交相は9月、高速道の建設区間を決める国幹会議を廃止する方針を表明。
4月の着工決定自体は覆す考えはないとしたものの、「決めたのは着工区間だけで、
施工主体まで決めたわけではない」とも述べ、事業執行の見直しを示唆していた。
民主党は公共事業費の大幅削減を公約していることに加え、国幹会議に代わる決定機関を
設けるには法改正が必要なこともあり、今後の高速道整備には大きくブレーキがかかりそうだ。
*+*+ asahi.com 2009/10/03[05:29] +*+*
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