09/10/02 21:30:53 0
福岡市中央区の大濠公園で自転車同士が衝突し、同市内の女性(当時80)が
死亡した事故で、女性の遺族が相手方の男性と公園を管理する市に総額約2870万円の
損害賠償を求めた訴訟の判決が2日、福岡地裁であった。岩木宰(おさむ)裁判官は男性に
3割の過失を認め、約720万円の賠償を命じた。一方、遺族側が、現場の見通しが悪かった
のは市の生け垣の管理に落ち度があったと主張した点については、請求を棄却した。
判決によると、06年7月7日午前11時半ごろ、園内を周遊するサイクリングコースを走って
いた男性と、通路からコースに入ろうとした女性が衝突。女性は転倒して頭を打ち、同月
14日に脳挫傷で死亡した。判決は、男性が競技用自転車で時速20~30キロで走行中、
直前で女性に気づき、ブレーキをかけたが間に合わなかったと指摘。女性の側も、速度を
落として安全確認をすべきだったと過失を認めた。
また、現場には高さ2.2メートルの生け垣があったが、判決は「基本的には利用者同士が
注意して危険を防ぐもの」と、遺族側の主張を退けた。
現場の生け垣は事故後、再発防止のため、低く刈り込まれるようになったという。
asahi.com 2009年10月2日20時58分
URLリンク(www.asahi.com)