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★JR四国、高速無料で30億減へ 試算発表、路線廃止も
・JR四国(高松市)は30日、鳩山内閣が進める高速道路料金の無料化が実施された場合、
年間の鉄道運輸収入が約30億円の減収になるとの試算を発表した。JR各社の中で
無料化の影響を公表したのは初めて。業績が悪化すれば、路線の廃止も避けられない
見通しという。
JR四国の2009年度の鉄道運輸収入は、前年度比24億円減の228億円の見込み。
減収分のうち14億円が高速料金大幅値下げの影響という。無料化の場合は影響が
年間30億円規模に拡大する計算だ。
同日、高松市の本社で説明した松田清宏社長は「(ワンマン運転の拡大など)運行、
業務体制見直しを進めるが、今回の推定減収額は自助努力の範囲を超える」と述べ、
無料化で業績が悪化すれば、運行本数の大幅削減や、利用者の少ない路線の廃止
なども検討せざるを得ないとの考えを明らかにした。
10月上旬にもJRグループ7社で、国土交通省に対し無料化の影響に配慮を求める
方針という。
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