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―選択的夫婦別姓を可能とする民法改正案を国会に提出するか
「(同制度導入を盛り込んだ)法制審議会の答申があり、実現しなかったことの方が異常だ。
早ければ通常国会を視野に入れたい」
―人権侵害救済機関を創設するいわゆる「人権擁護法案」の扱いは
「どの時点で法案化できるか詰めて、スケジュールを立てたい。基本的には(民主党案通り)
内閣府に独立性の高いものを作る。都道府県には地方人権委員会に設ける方向だ」
―民主党が設置した第三者委員会報告書では、法相による検事総長への「指揮権発動」に言及していた
「指揮権という権限があるから、あり得るということではないか。それに尽きる」
―自身が指揮権を発動することは
「うん、別に。はい」
―難民認定の基準は見直すのか
「できるだけUNHCR(国連高等難民弁務官事務所)の基準を念頭に置きながら、『日本は懐が大きいんだぞ』
という方向にしていきたい。日本がきちんと受け入れて、貢献していくことを考えていきたい」
―不法滞在者の扱いは
「日本に長年定着し、罪を犯したりすることなく一生懸命働き、家族も日本がふるさとのように
なっている人に『帰りなさい』というのはねえ。日本社会もそういうみなさんの力で成り立っている。
少子化などもあり、日本に寄与して地域の一員になっているみなさんに温かい目を向けていく方向にしていきたい」
―拉致実行犯の辛光洙(シンガンス)・元死刑囚の釈放嘆願書に署名していたが
「拉致問題は国際的にも、私が人権を大事にすることからも、許すことのできない問題だ。どういう
状況の中で署名したか、経緯は調べている段階だ。本当に、まあ、『うかつだったのかな』という
気持ちはある。誤解を招くような結果になったのは、大変申し訳ないという気持ちではある。
必要であれば、鳩山由紀夫首相からもいろいろなご指導いただく問題だと思っている」
―死刑制度に反対していたが、死刑執行命令書にサインするか
「法相にそのような職務が課せられていることは承知している。ただ、これだけ議論があり、人の命を奪う
刑罰なので慎重に対処したい」(一部略)
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