09/09/30 14:34:21 U3zbk7aY0
「日本国の政治の話をNHKは流す。鳩山由紀夫内閣の閣僚たちがカメラの前に出てきては、自分の言葉で語っている。
思い出して愕然とするのだが、ついほんの少し前まで、こうした場面では名前も知らない陣笠が大臣と称して出て来ては、
あ~だのう~だのない頭で必死に考えて喋っていた。それも言質をとられない奇妙なあいまいな言葉で。
今の閣僚たちには確かに勇み足も多いだろう。しかし少なくとも「自分はこの方針でやる」という決意が眦にみなぎっている。
前は私たちは何を見ていたか。わけのわからない頭の悪そうなデブが黒塗りの車から降りてきて利権談合記者どものマイクを払い
のけながら得体の知れない料亭の中へと消えていく映像。あれが「政治」だった。
「ナントカ派としては」だの「政府首脳によると」という国民を馬鹿にしているとしか思えない用語が平気で飛び交っていた。
よくぞ半世紀も、日本国民もだが世界中の民主国家がガマンしてくれていたものである。
海の外から見ているとしみじみとそう思うのだ。」
勝谷誠彦