09/10/01 18:57:15 E3npo6zN0
財務省と手を握った民主党「脱官僚」の行方
URLリンク(www.jiji.com)
URLリンク(www.jiji.com)
URLリンク(www.jiji.com)
特別会計とは、社会保険料や特定目的の税などを財源に、一般の予算とは独立した経理
管理が行なわれる会計で、年金特別会計、社会資本整備事業特別会計などが代表例だ。特
別会計も一般会計も予算であり、予算案として財務省がとりまとめ、国会の議決を経て成
立する。ところが、事実上のしきたりとして、特別会計は、例えば年金特別会計なら厚生
労働省といったように、各省庁の“治外法権”になっている。予算案策定の段階でも、財
務省主計局による査定は、基本的に一般会計に限られ、特別会計は財務省の厳密な査定の
対象外、と扱われているのだ。
そして、今回の“裏取引”の内容は、その“治外法権”の剥奪。つまり、民主党政権と
財務省が手を組んで、特別会計の「全面組み替え」に踏み込むことだ。財務省は、民主党
政権に協力する代わりに、政権のお墨付きをもらい、国家戦略局を隠れ蓑に、特別会計に
鉈を振う権限を手に入れる。一方の民主党は、財務省の助けを借りて、厚生労働省などの
特別会計の無駄を暴きたて、国民にアピールするポイントを稼ぎながら、同時に、子ども
手当などに必要な財源を捻出できる。ここで、両者の利益は完全に一致したのだ。