09/10/02 00:09:34 q+c8whAr0
一方、溶融塩炉は「40年前後、燃料交換しなくていい」「転換比率が高い」
というメリットがあって(再処理問題の為)トリウムではこちらが主流。
ただし高温ガス炉が200-500万kwの炉を建てられるのに、溶融塩は50万kw
位しか建てられないので立地場所確保に問題が発生するし、
FUJIだと600度熱効率42%で高温ガス炉の900度50%に勝てないのでコストや
廃棄物がアップするし、電力の要らない夜間に化学用途に転用しにくい
日本は高温ガス炉をトリウムでも焚ける設計で作って、最初はウランで焚いて、
インドと共同で乾式再処理で再処理施設が安く出来るように研究して
メドがたったら多国共同で再処理施設を建てて、高温ガス炉もトリウムに切替える
というプロセスじゃないかな 立地難だから国内に溶融塩炉建てる話は大型化
高温化のメドがたたねば難しい。
一方でインドネシア・インド・ブラジル・エジプト・ギアナなど立地場所
がある国には、再処理しにくいトリウム溶融塩炉輸出は核不拡散上
やりやすいね。北朝鮮に軽水炉じゃなくトリウム溶融塩炉を援助すれば
良かったのに・・という人もいるよ