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・17日の就任会見で、超党派の「死刑廃止を推進する議員連盟」メンバーであることを明かした千葉氏。
翌18日の閣議後会見では、「法相の法に基づいた職務は厳然と存在している。ただし重い問題で、
慎重に考えたい」と言葉を選び、29日の毎日新聞などのインタビューには「政府の一員となり、
いったん距離を置く」と述べ、在任中は議連メンバーを外れる姿勢を示した。現時点で、執行命令書に
サインするかどうかについて言及はない。
だが、省内には「当面は執行は難しいだろう」との見方も広がる。
民主党は衆院選のマニフェストの原案となった政策集で、「国際的な動向にも注視し、存廃だけでなく、
当面の執行停止や告知、方法なども含めて議論を継続する」とした。
新政権発足で廃止議連のメンバーである国民新党の亀井静香代表、社民党の福島瑞穂党首が入閣、
執行への影響は避けられないとの指摘も出ている。
死刑執行は89年11月から3年4カ月にわたり中断。就任直後に執行しない考えを表明した杉浦正健
元法相の在任期間中(11カ月間)も執行されなかったが、07年12月以降は2カ月に1度のペースで
執行された時期もある。
被害者遺族の反応はさまざまだ。
「事実上、執行停止状態になるのではないか。その間に議論が高まればいい」。保険金殺人事件で
83年に弟を殺害された原田正治さん(62)=愛知県春日井市=は期待する。
殺害した男の死刑は確定したが、原田さんは「生きて償ってほしい」と訴え、01年には当時の法相に
執行停止を申し入れた。「遺族全員が死刑を求めているわけではないことを法相に伝えたい」と、
面会を求める考えだ。
一方、名古屋市で07年、闇サイト仲間の男3人に娘を拉致、殺害された磯谷富美子さん(58)は
「執行命令書にサインをできないのであれば、他の人に代わるべきだ」と警戒する。
3人のうち1人の死刑は確定し、2人は名古屋高裁に控訴している。磯谷さんが全員の極刑を求めて
集めた署名は32万人を超え「死刑でしか償えない犯罪者もいる。制度は存続すべきだ」と訴える。(抜粋)
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