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根拠のない話で不安をあおり、高額な印鑑などを売ったとして、
大阪府警は28日、大阪市淀川区の印鑑宝石販売会社・共栄の従業員ら4人を
特定商取引法違反(威迫・困惑)容疑で逮捕し、発表した。
府警はこれまでの捜査で押収した証拠品や関係者の供述などから、
共栄を世界基督教統一神霊協会(統一教会)の関連会社とみており、事件との関係を調べる。
逮捕されたのは、村上貢容疑者(68)=大阪府吹田市
▽山本早苗(39)=同府箕面市
▽市丸瑞慧(39)=吹田市
▽古賀智子(49)=大阪市鶴見区=の4容疑者。
府警によると、山本容疑者は「脅して売ったことはない。客のためにやっただけ」と否認し、
ほかの3容疑者からも事情を聴いている。
生活経済課などによると、4人は姓名判断や手相占いを名目に女性を誘い、
長時間にわたって災いがふりかかるなどと根拠のない話をしたうえで、
「開運するには印鑑を購入してもらうしか方法はない」などと迫り、
水晶彫刻2体(計300万円)や印鑑3本のセット(30万円)を売るなどした疑いが持たれている。
統一教会広報局は「当法人は営利事業は一切しておりません。共栄とは関係がありません。
今後も信者が個人的な活動で違法性を問われることがないよう指導を徹底していく所存です」としている。
朝日新聞
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