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前原国交相は蒲島県知事らとの意見交換に先立ち、相良村の建設予定地を視察、その後水没予定地の
五木村住民との意見交換会に出席した。ダム本体工事の中止と生活再建事業の継続を明言した。
そのうえで中止の理由を、計画策定から43年経過しても本体が未着工で、川辺川ダムと球磨川にある
ダムとで球磨川水系の水量調節をするとの治水策に疑問があると説明した。
さらに、川辺川ダム事業の法定計画を中止すると、ダム事業実施調整費として計上されている五木村の
生活再建事業費が支出できなくなることから「納得いただけるまでダム事業の法定計画の中止手続きは始めない」とした。
昨年9月、蒲島知事が川辺川ダムの白紙撤回を表明して以降、県と流域市町村、国とで「ダムによらない治水」を
協議しているが、前原国交相は会見で、「早期に専門家のチームを結成する」と述べ、国として川辺川ダムの
代替治水案に積極的に関与する方針も表明した。専門家チームが八ッ場ダムの代替案も一緒に検討するか
どうかは「決めていない」とし、人選も未定という。【石原聖】