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「巨大与党」になった民主党が、先の衆院選で初当選した1年生議員の育成に力を入れている。
衆院選で大量に落選した「小泉チルドレン」が反面教師だ。次回の衆院選で政権の座を
失わないためにも、論戦にも選挙にも強い実力派議員に鍛え上げるつもりだ。
党が15日に開いた新人議員ガイダンス。講師の山岡賢次国対委員長は「あなたたちの
1番の仕事は、次の選挙で勝つことです」と手綱を締めた。
これには理由がある。衆院選後、一部の新人議員が「特別国会で質問したい」「質問主意書を
出したい」といった、首をひねりたくなるような要望を党に寄せていたのだ。
特別国会は新首相を選出するための国会であり、与党議員が政権に見解をただす機会はない。
質問主意書も、与党が政府に出すというのは議院内閣制の筋から言えば矛盾する。
民主党には、厚生労働相に抜てきされた長妻昭氏のように、国会審議での鋭い質問や、
質問主意書で政府の問題点を暴き、名を上げた若手議員が多い。そんな姿をわが身にダブらせた
要望だったが、先輩議員は「与党になったのに、なにも分かっていないよ」と困惑する。
党国対は17人の国対副委員長が中心となり、新人研修に力を入れていく。国会開会中は毎朝、
新人議員をグループ分けして委員会審議や国会の作法を説明していく。
山岡氏は18日、教師役の副委員長に「今度当選した1期生が、いずれ党の中核になる。
ダイヤモンドを転がり落とさず、磨き上げていく役割をお願いしたい」と要請した。
2005年の衆院選で、自民党は新人83人が大量当選し、小泉チルドレンと呼ばれたが、
このうち2期目当選を果たしたのはわずか10人だった。
この事実が「勉強ばかりして地元に帰らない、足腰の弱い議員はつくりたくない」(民主党幹部)と、
教訓になっている。
*+*+ 中日新聞 2009/09/27[07:36] +*+*
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