09/09/27 08:25:59 P
東海地震の想定震源域である静岡県西部で一昨年以降、プレート同士が強く固着している
部分(アスペリティー)に、ひずみがたまり、過去30年で最も巨大地震が起こりやすくなっていることが
26日、防災科学技術研究所(茨城県つくば市)の松村正三・研究参事の研究で分かった。
震源域のプレート境界で前例のない異常が起きていることを示した内容で注目される。
研究成果は10月に京都市で開かれる日本地震学会で発表する。
震源域では、今年8月に駿河湾地震が発生するなど中、小規模な地震が増加。プレート境界が
ゆっくり動く「スロースリップ」と呼ばれる現象の活動域も広がるなど地殻活動にも大きな変化が
みられるという。松村氏は「海側のプレートがゆっくり沈み込んでいるのに、アスペリティーだけが
残っている危険な状態だ。引き続き活動を注意深く見守る必要がある」としている。
松村氏は震源域を2千平方キロメートルの区画に分割し、それぞれの区画ごとに
フィリピン海プレート内部(スラブ内)で発生したマグニチュード1・5以上の地震活動を過去30年分に
わたり解析した。その結果、震源域西側で一昨年後半以降、地震の発生数が特に増えていることが分かった。
また平成12年から続いているスロースリップの中心領域は駿河湾付近だったが、西側の浜名湖付近へ移動。
17年にいったん収まったが、18年以降は反転して北東に移動していることが判明。一連の動きを解析した結果、
震源域のアスペリティー群だけを残し、周辺全体が滑っている可能性が高いことが分かった。
URLリンク(sankei.jp.msn.com)
URLリンク(sankei.jp.msn.com)
2に続く
依頼