09/09/27 08:22:45 P
「国破れて山河在(あ)り、城(しろ)春にして草木深し」-杜甫(とほ)の詩「春望(しゅんぼう)」である。
小学生の孫に、こうした漢詩や漢文をテレビ電話を使って暗誦(あんしょう)させている。意外とよく覚える。
もっとも、難しい話ばかりだと向こうが逃げていってしまうので、なじみやすいことばも教える。
例えば鈴木基久氏が考案したリズム漢字。小学校各学年ごとにその学年で履修する漢字を
覚えやすい句に作っている。以下、一年生用。
四月入学一年生
手足目耳赤十字
草竹九本千六円
大小左右糸(いと)上下…
漢詩漢文の名句は、大人にとって実感となる。総選挙に大敗した自民党王国において、
それは一入(ひとしお)であろう。秋とはいえ、まさに「国破れて山河在り、城春にして草木深し」。
その大敗因は自民党自体にあるとは言うものの、マスコミとりわけ朝日・毎日等新聞やテレビの
自民党攻撃はすさまじかった。一方、なんでも民主党を褒(ほ)めそやしていた。今でもそうだ。
麻生前首相がホテルのバーを使って贅沢(ぜいたく)していると非難したが、鳩山首相に対しては、
その衣服や装身具がどのブランドものなどと紹介してはしゃいでいる。頭がおかしいんじゃないか。
杜甫の「春望」は、その戦乱をこう描いている。「烽火三月(ほうかさんげつ)に連なり」と。
「烽火」とは、敵軍が進んでくるのを急報する狼煙(のろし)の火煙のことであり、それが三カ月も
続いたと表現している。長い期間という意味。
自民党にとっては、この「烽火」は「ほうか」でも、「砲火」だっただろう。マスコミのすさまじい
艦砲射撃であった。反撃していたのは、わずかに産経新聞だけではなかったか。
いや、「砲火」だけであったならば、正規戦として応戦もできただろうが、そうではなかった。
URLリンク(sankei.jp.msn.com)
2に続く
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