09/09/27 07:12:43 6lWhaEzO0
民主党政権は今では巨大権力だ。だからその権力もまた批判されなければならない。そして連立政権下の政治家もいまや権力者だ。それらへの批判のネタも事欠かない。
しかし、いまだ民主党政権の権力は確立していない。それどころか長年の自民党政権下で蓄積された政官財癒着の負の遺産に悪戦苦闘している。民主党政権批判を始めるには早すぎる。
その一方で自民党や、官僚、大手メディアによる民主党政権の足を引っ張り合いが目につく。
だからといって、今更自民党を批判しても意味はない。もはや近い将来自民党が民主党に対抗できる勢力に返り咲く可能性はない。
官僚と大手メディアは確かに警戒すべき対象だ。今となっては最大の批判対象者だ。しかし彼らもまた変わらざるを得ない。
官僚も大手メディアも、政権交代によって生じた予想以上の政治の変化に、戸惑い、どう対応すべきかわからないのだ。彼らもまた最後は国民の側につくしかない。
官僚は国民を敵に回す事は出来ない。国民から選ばれた民主党政権の政治主導に反旗を翻すような官僚は、もはや保身しか将来のない幹部官僚はともかく、将来性のある若手官僚にはいない。
大手メディアの最大の関心は視聴率であり、購読者だ。視聴者、購読者にそっぽを向かれるような報道を繰り返していては存続できなくなる。彼らもまた試されているのだ。
このような大きな変化の中で、旧態依然として、自民党、官僚、大手メディアを従来通り批判し続ける事は、ネット上に飛び交う評論ならいざ知らず、私はそれはしない。