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年間16万人ともいわれる姫路城の外国人観光客の中で、フランス人が急増している。22日も、
全国から訪れた日本人に混じって、市が新たに作った仏語版パンフレットを手に城内をめぐっていた。
近年、同国では日本の観光ガイドが続々出版され、ミシュランは姫路城に最高の「三つ星」を与えた。
日本が誇る伝統建築は、城や宮殿が多く伝統を尊ぶ「美の国」の心も、とらえたようだ。(筒井次郎)
「トレビアン(素晴らしい)。驚くべき建物よ」。南仏マルセイユから訪れたジャクリーン・アルメラスさんは、
姫路城を見上げて話した。日本の伝統文化に興味があり、22日間で京都、金沢、那覇などを回るという。
リヨンの学生アレクサン・ミレさん(24)は「姫路城の外観は、ベルサイユ宮殿のように美しい。だが、
内部は全く違う。ベルサイユは装飾が豪華だが、姫路城はシンプル。まるで禅の世界」と語った。
村田和宏・城管理事務所長は「フランス人観光客は英語のパンフを好まない人も多く、どうしても
フランス語版を作りたかった」と話す。城の登閣口で配る外国語パンフは、これまで英語、ハングル、
中国語2種類(台湾語、北京語)だったが、市は6月24日、フランス語も加えた。8月末までに3153部を配布。
8月の1737部は、3位の中国語に迫る勢い。当初用意した4千部に加え、新たに1万4千部増刷した。
パンフ作成に協力した姫路独協大フランス語研究グループが今年2月にまとめた調査でも、
姫路市内の23の宿泊施設のほぼ半数が「フランス人が増えた」と回答。年間50人以上泊まった施設もあった。
政府観光局によると、08年のフランス人観光客は前年比14%増の約9万人。近年はドイツを抜き、
欧州では英国に次いで2位だという。フランス人は、英独の観光客よりも、伝統文化が残る京都、
奈良などの観光地を好み、姫路城を訪れた割合は6・7%と、英独の約3倍。
URLリンク(mytown.asahi.com)
2に続く
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