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20~30代の女性たちの間で、こけしの人気がじわりと高まっている。仙台にも、
すっかり魅入られた女性がいる。「若い人たちに、魅力を伝えたい」。工人やファンとの
交流を深めながら、小冊子の発行やイベントの開催を準備している。
「ほら、見て。橋がかわいいんですよ」。車を運転しながら声が弾む。視線の先にある
橋の上には、飾りのこけしが立っていた。「東北では、こけしは日常の風景なんですよね。
最初は、こういうものから入っていったんです」
9月上旬、小島典子さん(33)=仙台市泉区=が向かったのは、展示施設や
工房がある白石市の弥治郎こけし村。手作りで発行する冊子の取材のため、
工人の新山吉紀さん(48)と真由美さん(44)の工房を訪ねた。
夫婦で仕事をしていても、顔を描く際は別々の筆を使うこと、頭と体のバランスは、
首の付け根の作りで決まること…。
制作上のあれこれや、こけし界の現状といったまじめな話から、二人のなれそめまで
約2時間。熱心な姿に、吉紀さんからも質問が出た。「小島さんって、本業は何屋さんなの」
こけしへの興味が芽生えたのは一昨年春。夫(35)や娘(5)と鳴子温泉(大崎市)に
旅したことがきっかけだった。言わずと知れた伝統こけしの産地。マンホールのふたや
電話ボックス、車止めなど、至る所にこけしがあしらわれていた。
「新鮮でした。レトロな物が好きなので、かわいいなって」
(後略)
*+*+ 河北新報 2009/09/26[14:02] +*+*
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