09/09/26 10:28:42 P
生涯未婚率という言葉をご存じだろうか。50歳の時点で一度も結婚をしたことのない人の割合だ。
生涯を通して結婚しない人の割合を示すものではないが、それに近い統計指標としても使われる。
最新データは2005年の調査時の15.96%。40年前の1.50%と比べると実に10倍にも増えている。
10年前の8.99%と比べても約2倍。5年前からも3ポイント増。生涯未婚率が、急上昇中なのだ。
それもそのはず、若者世代の未婚率も急上昇中なのである。下表をご覧いただきたいが、
この数値も年を追うごとに右肩上がりで増えている。たとえば、ほぼ30年前には
21.5%だった30~34歳男性の未婚率は、05年には47.7%に。ほぼ2人に1人が独身という
状況になっているのだ。
日本にいったい何が起きたのか。そもそも30年前、未婚率がこれほど低い数値だった理由を、
All About「恋愛」ガイドの石田陽子さんはこう語る。
「結婚するのが当たり前で、まわりも放っておいてくれなかったからでしょう。男性が仕事に
専念するには、家事全般を引き受けてくれる妻の存在が必要でした。女性は経済的な理由、
世間体もあり、結婚で幸せになると信じ、男性も女性も結婚に関してわがままをいえる
状況になかったんです」
では、なぜ結婚しなくなったのか。好景気時代も未婚率が上がり続けてきたところを見ると、
経済的理由だけではなさそうだ。
「本音は、いい結婚しかしたくない、ということではないでしょうか。結婚生活は山あり谷あり。
長い人生を歩んでいける、と確信できる相手、自分にプラスになる相手でなければ、
とまずは考えてしまう。だから、なかなか結婚に踏み切れない。20代の男性に聞くと、
結婚したいと答える人がほとんどですが、今の自分の生活を大切にしつつ、恋愛の先に
結婚があったらいいな、くらいのゆるい結婚願望の印象です」
今後、若者世代の未婚率が上がれば、生涯未婚率も上がるだろう。
男性の3人に1人は生涯未婚、との予測もある。
URLリンク(zasshi.news.yahoo.co.jp)
依頼