09/09/27 08:23:14 6lWhaEzO0
問題は何が正しい政策であるかということだ。
たとえば八ッ場ダム問題、JAL問題である。
それらは自民党政権下の政財官の癒着構造がもたらした負の遺産である。これからも続々と同様の難問が表面化し、そのつど民主党政権に襲いかかってくる。
その対応に苦慮する民主党政権をながめるだけではなく、あるいは批判するだけではなく、民主党政権を叱咤激励し、ともに正しい解決策を模索していくべきである。
およそすべての関係者を満足させられる解決策などない。必ず賛否両論が出る。
しかしもはや今の日本は諸問題の解決が待ったなしである。早急な政治決断が求められる。その時に配慮されなければならないのが、政治に振り回される住民であり、弱者である者たちの人権、利益である。
たしかに前原国土交通相が、着任早々建設中止を言い出したのはまずかった。それが彼の欠点かもしれない。しかし彼はその事を潔く詫びた。その事とダム建設の裏にある自民党政権下の諸悪の是正はまったく別問題だ。
よほどの再建策でなければJALの存続は難しいらしい。しかし年金を削減される元職員ははやり気の毒だ。
政治家であれ、官僚であれ、学識経験者であれ、指導者は等しく弱者の視点に立って言動しなければならない。
鳩山首相は始球式を終えたら直ちに帰国して、これらの問題を自ら率先して取り組まなければならない。民主党政権のすべてを統括し、結束させ、最後は自分の決断を国民の前に問うのだ。
メディアは、特定の勢力、組織におもねることなく、国民の為に正しい情報を提供し、正しい解決策の実現に貢献しなければならない。
このような考えに反する権力者を鋭く見抜き、批判する。これがこれからの私の発信の原点となる。
それは気の遠くなるほどの退屈な試みである。しかしそれこそが、我々が求めていた政権交代による民主主義の実現だと思っている。