09/09/25 22:45:05 0
(>>1の続き)
■老獪VS原理主義
今回の副大臣、政務官の人事は、各閣僚による「早い者勝ち、力次第のつかみ取り、奪い合い」
(党幹部)というのが実態だった。
その一例が、副大臣人事に先駆けて、古川元久衆院議員が国家戦略室長(内閣府副大臣)に早々と
内定したことだ。ある閣僚は「また菅(直人副総理・国家戦略担当相)さんの抜け駆けだ」とこぼした。
また、外交・防衛通の長島昭久衆院議員をめぐっては当初、それぞれ岡田克也外相が外務政務官、
北沢俊美防衛相が防衛副大臣への起用を狙い、激しい駆け引きが行われた。
「長島氏がほしい。何とかならないの」
こう求める北沢氏に、岡田氏は原則論で「もう、うちでの起用が決まっているんですよ。それに当選3回
(の長島氏)はまだ副大臣じゃないでしょう」といったんは一蹴(いっしゅう)した。
ついに北沢氏は、「自分以外でそう呼べる人はいない」とする岡田氏の愛称を用い、へりくだって
かき口説いた。
「克(かっ)ちゃん。あんたと違ってね、オレは副大臣に優秀な人物が必要なんだよ」
結局、北沢氏の老獪な党内根回しで、長島氏は防衛政務官に就いた。
(>>3以降に続く)