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★宝塚線脱線、事故調委員が情報漏らす JR西前社長に
・05年のJR宝塚線(福知山線)の脱線事故で、原因を調べていた国土交通省航空・鉄道事故調査
委員会(現運輸安全委員会)の委員が守秘義務に反し、最終報告書の公表前に、調査内容を
当事者であるJR西日本の山崎正夫前社長(66)に知らせていたことがわかった。
前原誠司国交相が25日、記者会見で明らかにした。
前原国交相は会見で「言語道断。許し難い行為。ご遺族らにおわびします」と謝罪した。同委の
守秘義務規定には罰則がないことから、重大な違反について新たに罰則を設けるよう検討を指示した。
情報を漏らしていたのは、元委員の山口浩一氏(71)。山口氏は旧国鉄出身で、山崎前社長とは
先輩・後輩の関係だった。01年10月~07年9月に同委の委員を務め、脱線事故の原因究明にも
携わっていた。
安全委によると、山口氏は調査報告書の作成過程だった06年5月以降、JR西日本の山崎氏からの
働きかけを受け、5回ほどホテルの喫茶室などで面会して、調査委の調査状況や内容を伝え、
原案の文書の一部を渡していた。その際、山崎氏からは、事故で問題となったカーブに新型の
自動列車停止装置(ATS)が未整備で、装置があれば事故を防ぐことができた、とする報告書案の
文面について、「後出しじゃんけん(のような評価)だ」として、削除や修正を求められたという。
これを受けて山口氏は07年6月、委員会の懇談会の場で、文面の削除を求める発言をしていた。
だが認められず、結果として報告書には反映されなかった。
山口氏はこの間、山崎氏側から食事の接待を受けたり、鉄道模型やお菓子などを
受け取ったりしていたという。(>>2-10につづく)
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