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★気まずさ漂う日米首脳会談、鳩山首相は「基地」「対等」一切触れず
・鳩山首相の初外遊で最も注目されていたのがオバマ米大統領との会談だった。
「対等な日米関係」を掲げ、在日米軍再編の見直しなどを公約にしたことで米側の不信感が
蓄積されている中、首相は初会談で「信頼構築」を最優先に、幾度も日米同盟の重要性を訴えた。
この日の会談は顔合わせで、緊迫した場面こそなったが、それは懸案を事実上先送りさせたためで、
「忍耐」のオバマ政権がいつ態度を硬化させるかはわからない。
「大統領と米国民が『チェンジ』という勇気を与えたことで、日本国民も政権選択を選んだ」
会談で鳩山首相は、政権誕生はオバマ大統領のおかげだと謝意を示した。互いに「同じ」民主党で
あることを示すことで、緊張を解きほぐそうとしたことがうかがえる。
その後は「日米同盟」のフレーズが何度も出た。
「自分の内閣でも、日米同盟を外交の基軸として重視する」「新政権のアジア政策は日米同盟を
基軸にし、信頼関係の強化と地域協力を促進する」
首相は、米国が警戒している「東アジア共同体」構想についても直接触れずに、しかもアジア政策も
日米同盟なくしては成立しないことを強調した。北朝鮮問題はもとより、地球温暖化や核軍縮・不拡散
というグローバルな問題でも、日米両国が緊密に連携していくことも確認し、「深化」という言葉で、
新たな日米関係の構築にも前向きな姿勢をみせた。
「全体として温かい雰囲気があった。大統領と私との間に何らかの信頼関係の絆ができたのではないか」
首相は記者団に対し、会談の結果を総括し、大統領とは緊迫した場面はなかったことを強調した。
だが会談は、これまで首相が何度も語ってきた「対等な日米関係」への説明もなく、在日米軍再編
問題やインド洋での自衛隊による補給支援活動も触れられないまま終わった。自民党政権(の対米追随)
との違いを打ち出すと訴えてきた首相だったが、大半の課題を11月の大統領訪日に先送りすることで、
従来の日米首脳会談と大きな違いを出せずに終わった。(抜粋)
URLリンク(sankei.jp.msn.com)