09/09/23 17:30:16 0
本来は立ち入り禁止だが、釣りの穴場スポットとして人気を集めている横浜港沖合の防波堤や
灯台の利用に、横浜市が「待った」をかけようとしている。「いつ転落事故が起きてもおかしくない。
これ以上は放置できない」と、県警や県、第3管区海上保安本部を巻き込んだ対策会議を18日に
初開催。規制強化の方策を探り始めた。こうした動きに、客を防波堤に運ぶ釣り船店などからは
「長い間黙認されてきたのに…。死活問題だ」と困惑の声が上がっている。
「波しぶきの中で、釣りの醍醐味(だいごみ)を味わえる。危険は感じるが、自己責任で利用するのは
構わないのではないか」。10年ほど前から「防波堤に渡って釣り糸を垂らすのが趣味」という
同市保土ケ谷区の男性(47)は、事もなげに言う。
横浜港沖合の防波堤や灯台は、ベイブリッジの橋脚付近や山下ふ頭沖などに約10カ所あり、
築造年代は最も古いもので約150年前。その多くが波に洗われて浸食されており、満潮時は水面下に
隠れてしまう所もある。港の拡大に伴ってさらに外側に防波堤が造られるなどしたため、
今では“無用の長物”ばかりだが、「除去費用は1カ所で数億円も掛かる上、遺構的価値もある」
(市港湾局)として、放置されたままになっている。
以前から釣り情報誌などで「クロダイやスズキなどの大物が釣れるポイント」として紹介され、太公望の
好奇心をかき立ててきた。「渡し船」を運航する業者も複数存在。市は、「港湾施設使用条例などで
立ち入りを禁じている」との立場を示しながらも、事実上、防波堤の利用を黙認してきた。
URLリンク(www.kanaloco.jp)
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