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米国入りした鳩山首相は21日夜(日本時間22日午前)、ニューヨーク市内のホテルで中国の胡錦濤国家主席と
約1時間にわたり会談した。
就任後初の外国訪問で、初めて行う首脳会談となった。
首相は会談で、「互いの違いを認めながら信頼関係を構築していきたい」と述べ、東アジアの新たな経済協力や
安全保障として提唱している「東アジア共同体」の創設を提案し、中国側の協力を求めた。
また、日中間の懸案である東シナ海のガス田開発を取り上げ、「いさかいの海から、友愛の海にしたい」と述べ、
日中共同開発に向けた作業の加速化を促した。
これに対し、胡主席はガス田開発について、「平和友好協力の海にしたい」と応じた。
両首脳は、朝鮮半島非核化に向けて努力する考えで一致した。
首相は会談の冒頭、「新内閣はできてまだ5日で、湯気が立っている。今まで日本は選挙によって政権交代がなかった。
初めて国民の意思で政権交代ができた。その意味では、民主党の勝利ではなく、国民の勝利だ」と政権交代の意義を強調。
そのうえで、「多くの国民が日本と中国の関係がずっと良くなるものと考えている」と述べ、日中関係の発展に意欲を示した。
これに対し、胡主席は「鳩山首相は中国人民の古き友人だ。首相の任期中に中日関係はより積極的に発展すると
確信している」と応じた。
読売新聞
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