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JR西日本は21日、1997年から導入した新幹線車両「500系」を、
来春に東海道・山陽新幹線の「のぞみ」としての定期運転から“引退”させる
方針を明らかにした。JR東海と共同開発した最新鋭車両「N700系」に徐々に
置き換えているためだ。引退した車両は新大阪-博多間の「こだま」で活用する。
500系はカワセミのくちばしのような鋭くとがった先頭車両のデザインが特徴で、
鉄道愛好家らに人気がある。だが「車体が円筒形のため室内空間がやや狭く、
全車両にモーターが付いているため車両価格が高い」(JR西日本)といった難点が
あり主力の座から降りることになった。
既にのぞみの定期運転は2往復だけとなっており、11月10日からは1往復に
減らす。のぞみがなくなれば、原則こだま専用車両となる。
中日新聞 2009年9月22日 朝刊
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▽都心を走行する新幹線の500系のぞみ(画像)
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