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衆院選圧勝で政権交代を果たした民主党の国会運営が注目されている。
山岡賢次国対委員長は自民党など野党との話し合い路線を掲げるものの、司令塔役の小沢一郎幹事長は
「民主主義は数」が持論。野党が抵抗を強めた場合、強硬姿勢をむき出しにする可能性がある。野党に加え、
連立相手の社民党にも巨大民主党の“暴走”に警戒感が消えない。
山岡氏は新政権が発足した16日、記者団に「私たちが野党の時に『与党はこうあるべきだ』と思っていた、
数におごらない国会運営にしたい」と述べ、与党単独採決や衆院再可決を連発した自民党政権の手法は
踏襲しない方針を表明した。
だが野党に転落した自民、公明両党は、10月中に召集される見通しの次期臨時国会に向け「野党の主戦場は
国会だ」(大島理森自民党国対委員長)と、与党追及に手ぐすね引く。自民党が野党時代の94年に細川護熙首相の
疑惑を追及し、辞任に追い込んだ「成功体験」が背景にある。
公明党の漆原良夫国対委員長も16日の両院議員総会で「民主党政策の矛盾点など、攻め口がいっぱいある。
胸躍る思いだ」とと対決姿勢を強めようとしていることが、民主党の強硬な国会対策に火を付けかねない。
連立パートナーも、巨大民主の“暴走”には目を光らせる。社民党の辻元清美国土交通副大臣は、国対委員長就任が
決まった直後、山岡氏に対し「自民党が大勝した時のような高慢さで国会を進めれば政権は終わりだ」とくぎを刺した。
静岡新聞
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