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「首相になれない家系ではないか」。19日の自民党総裁選の公開討論会で、河野太郎・元法務副大臣が、
祖父の一郎元農相と父の洋平前衆院議長が首相を狙える立場に立ちながら手が届かなかったことを踏まえ、
記者からこう質問される場面があった。
一郎氏は64年、池田勇人元首相の後継に取りざたされたが、後継は佐藤栄作元首相に。一郎氏は1年後に
急死した。洋平氏は93年の総裁選で渡辺美智雄氏を破ったが、野党総裁のままで終わった。一方、吉田茂、
岸信介、鳩山一郎各元首相の孫である麻生太郎、安倍晋三、鳩山由紀夫各氏は首相に就任した。
質問は、3候補による約1時間の討論後、記者との質疑の際に出た。河野氏は「(首相に)なれる家系、
なれない家系を気にしてもしょうがないと思っている」。54年に吉田氏から鳩山一郎氏に政権がバトンタッチされ、
今回の総選挙の結果、麻生氏から鳩山氏に首相が交代したことを念頭に、「吉田家が倒れて鳩山家になった。
何十年たって、また同じことをやっている」とも指摘した。
河野氏は「日本の総理大臣や大臣を経験した人が国際機関のトップになることはあまりない。総理になって
その次は国連事務総長をめざすつもりで頑張りたい」とも表明。
首相になれなかった祖父と父を乗り越えるだけでなく、日本人初の国連事務総長にも意欲を示した。
朝日新聞
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