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>>387
□東京新聞群馬版 2009年6月24日
URLリンク(www.tokyo-np.co.jp)
ー八ッ場ダム・国道付け替え 完成、実は6% 国「進ちょく7割」説明 「着工」含める 政府答弁書 データ判明ー
国が進める八ッ場(やんば)ダム(長野原町)の建設予定地で、二〇一〇年度末を目標に実施されている国道付け替え工事の完成率が〇八年度末で6%にとどまっていることが二十三日、分かった。
同時に実施している県道付け替え工事の完成率も最大で18%。
国は国・県道付け替え工事の進ちょく率を「七割」と説明してきたが、実際は工事が終了していない区間も含めた計算値を使用していた。 (中根政人)
完成率などのデータは、民主党の大河原雅子参院議員が提出した質問主意書に対する政府答弁書の中で明らかになった。
答弁書では国道付け替え工事の進ちょく状況について、完成区間と工事着手区間を合わせて全体の75%としたが、完成区間だけの割合(完成率)は6%だった。
一〇~一四年度完成予定の県道付け替え工事も、完成区間と着手区間を合わせた割合は三路線で21~76%だが、完成区間は0~18%だった。
本年度末をめどに造成をほぼ完了させる予定となっている水没予定地の代替地も、分譲を開始した面積は五地区で全体の7~20%にとどまっていることも明らかになった。
記者会見で答弁書の内容を説明した市民団体「八ッ場あしたの会」の渡辺洋子事務局長は「道路付け替え工事の遅れは、ダム本体工事のスケジュールに大きく影響する」と指摘。
国が目標とする一五年度のダム完成は「極めて困難」と話した。
一方、国土交通省関東地方整備局は「工事の進行が著しく遅れているという事実はない」と反論。
「橋やトンネルなどの建設を優先した結果で、道路の通常部分の工事は迅速に行うことが可能」としている。