09/09/18 14:22:49 0
最後の晴れ舞台で、思わず高揚したのか―。
16日に内閣総辞職し、自民党総裁も辞任する麻生首相が、14日の鳩山民主党代表との会談で、
新政権にあれこれと注文をつけたのだが、そこでア然とするセリフが飛び出したのだ。
円滑な政権移行に向けて協力を要請する鳩山に、麻生はこう言った。
「ぜひ頑張ってほしい。日本の針路を間違えないようにしてほしい」
さらに「国際情勢、国際金融、安全保障の在り方について、問題を間違えないようにしていただきたい」とも。
おいおい、どこの誰が言っているんだ。解散から逃げまくった任期中は、消費税や郵政民営化問題などで発言がブレまくり、
総選挙大惨敗後は「昨年秋に選挙をやっていたら、こんなに大負けすることはなかった」と、
一国のトップとは思えない情けない発言。そんな人物に「針路を間違えるな」なんて言う資格があるのか。
ホント、どこまでもマンガみたいな男だ。
「最後っ屁みたいなものですよ。あとは退くだけの身。それも野党転落のA級戦犯では、
議員として残っても、党内影響力はゼロに等しいですからね」(政界関係者)
実際、惨敗後の麻生の「首相動静」欄は、すっかり寂しくなった。華やかな「鳩山代表の一日」に比べ、
大きく見劣りがする。3日、7日あたりは選挙応援のお礼だろうか、
経団連会長や自動車工業会会長などを訪ねているが、
最近は訪れる人も少なく、静かそのもの。9日(水)午後なんて、警視庁神田運転免許更新センターに出かけ、
免許更新までしている。11日深夜にはひっそりと公邸から、東京・神山町の私邸に引っ越し。
朝のウオーキングも私邸周辺に変わった。
つい、この間までエラソーにしていたのがウソのよう。まさに「盛者必衰……」である。
(日刊ゲンダイ2009年9月15日掲載)2009年09月18日10時00分 / 提供:ゲンダイネット
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