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(>>1のつづき)
■「指揮権」検察は淡々
千葉景子法相は就任会見で、法相による検事総長への指揮権発動について、「恣意(しい)的、
党派的なものを排除する。国民の視点に立ち、検察の暴走をチェックする点で対処すべきだ」と、
一歩踏み込んだかのように発言した。
この発言について、検察幹部は一様に「制度論を言っているだけだ」と冷静に受け止めている。
ある幹部は「検察の捜査は厳正中立、不偏不党が原則。それが損なわれた場合に、指揮権発動と
いう法務大臣の権限がある」と話す。
別の幹部は、千葉法相が、西松事件での小沢一郎民主党幹事長秘書の逮捕について暴走では
ないとの認識を示した点を重視。「指揮権発動の『検察の暴走』とは、恣意的で証拠に基づかない
捜査のことを指すのだろう。大騒ぎするような発言ではない」と淡々と語った。
■ダム中止明言に地元怒り
前原国交相の八ツ場ダム(長野原町)の建設中止明言に対しては、地元自治体や住民から
怒りの声が相次いだ。
群馬県の大沢正明知事は17日、「建設を中止としたことは言語道断で、極めて遺憾。1都4県と
連携し、すみやかに政府に抗議する」とのコメントを発表。水没する地区に住む中嶋藤次郎さん
(68)は同日、代替地に引っ越したばかり。「ダム建設をしないのであれば、なぜ明治時代から
受け継いできた土地と墓を処分しなければいけなかったのか」と強い口調で訴えた。
埼玉県の上田清司知事も同日の定例会見で「日本国政府と契約しており、政府が契約破棄する
場合は相当な理由がなければできない」と述べた。(以上)