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・ネットで仲良くしていた友人が「人間」ではなく、パソコンで作られた「プログラム」だったら-。
今年3月、滋賀県内の大学2年の男性(20)はいつものようにツイッターを見ていて、友人の異変に
気づいた。その日、友人による男性あての書き込みがかなり的外れだったからだ。面識はないが、
朝のあいさつを書き込み合う程度の仲。不思議に思った男性は友人のプロフィルを調べて驚いた。
友人は、別のユーザーが作った「ボット」だったのだ。
ボットとは自動的に作業を行うプログラムで、「ロボット」が語源。検索したり情報を流したりと、さまざまな
タイプがあるが、男性の友人は会話型のボットだった。男性は「えっ? て感じでした。ボットのことは
知っていましたが、身近に現れるとは思いませんでした」と苦笑する。
ボットの実態は明確ではないが、カナダのソーシャル・メディア分析会社「Sysomos」が8月に発表した
リポートによると、上位5%の活発なユーザーを調べたところ、投稿数の32%がボットによるものだった。
今月初旬、東京・渋谷で開かれた「BOTつくろう会」。横浜市のシステムエンジニア、伊藤哲之輔さん
(30)が呼びかけ、集まった参加者30人の中には、プログラマーや地方の学生の姿も。会場に持ち込んだ
パソコンで、黙々とボット作りに熱中した。
「ツイッターでカクテルの検索ができればよいと思った」。広島県から参加したプログラマー、濱咲皇代
(たかよ)さん(29)は、「ジンベースでおすすめのカクテルは?」と聞けば、「ジントニックなんて
いかがでしょうか」と答えるバーテンダーのようなボットを作った。
「にんじん、ゴボウ」などと食材を書き込むと、「けんちん汁はいかが」とレシピサイト「クックパッド」
からレシピを検索してくれるボットを作ったのは、東京都のプログラマー、松鵜琢人(まつう・たくと)さん(28)。
「その組み合わせはどうかと思う」と辛口の回答をさせるなど親しみやすくした。今年3月に公開、読者登録は
4900人を超える。「対話型にしたのがよかった」と松鵜さん。人間のように会話ができるタイプが人気のようだ。(抜粋)
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