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重い心臓病を患い米国での移植を目指す宮薗雄一さん(26)=福岡県飯塚市=の
支援団体「雄一君を救う会」(渡辺誉士亜代表)がコンビニエンスストアなどに設置した
募金箱が、8月中~下旬に相次いで盗まれていたことが分かった。
関係者は「善意を踏みにじる行為で許せない」と憤る。
コンビニの防犯カメラには20~30代とみられる不審な男4人が映っており、
県警飯塚署は窃盗事件として調べている。
盗まれたのは、飯塚市小正のコンビニエンスストアと同県嘉麻市内の物産館の募金箱。
いずれも救う会が募金への協力を求め、置いてもらっていた。
救う会から署に出された被害届によると、コンビニでは8月12日午後9時ごろ、
レジ付近に置かれていた募金箱が盗まれた。箱は透明で約4000円が入っていたと
みられる。店は募金箱を置くのをやめたという。
一方、嘉麻市の物産館は8月中旬、商品を袋に詰める台に募金箱を設置。
男性支配人(53)が同月25日午前10時半ごろ、なくなっているのに気付いたという。
従業員が「前日の閉店時にはあったと思う」と話しており、午前9時の開店から
約1時間半の間に盗まれたとみられる。防犯カメラが不鮮明で犯行の状況が
確認できなかった。支配人は「お客様からせっかく預かったものを盗まれ、申し訳ない」
と話す。
物産館は、動かすと音が鳴る防犯ブザーを取り付けた募金箱を再び設置した。
救う会の渡辺代表(25)は「善意で募金箱を置かせてもらい、お金を入れてくれたのに、
悲しい。不況のせいかもしれないが、もうちょっと人のことを思いやれないのかなと思う」と
話す。雄一さんの父・幸一郎さん(58)も「一部の人のために好意が台無しに
なってしまった。本当に情けない」と語った。
雄一さんは重度の拡張型心筋症。九大病院に入院し、補助人工心臓をつけ
延命治療を続けている。救う会は6月、1億4000万円を目標に募金を開始。
これまでに約3900万円が寄せられている。
ソース:毎日新聞
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