09/09/15 00:05:46 0
新首相となる民主党の鳩山由紀夫代表が2004年に発表した憲法改正試案では、皇位
継承権に関してはこう記されている。
《皇位は皇統に属する男子または女子が継承する》
ここからは、女性天皇は認める考えであることは分かるが、05年から06年にかけての
議論の焦点となった「女系」天皇にまで踏み込んでいるのかどうかは分からない。
過去のスクラップをめくってみたところ、鳩山氏が幹事長時代の05年11月19日付の
産経に、「民主・鳩山氏 寛仁殿下に同調 女系天皇容認を懸念」という記事があった。
記事によると、有識者会議が出した女系天皇容認方針に、天皇陛下の従兄弟にあたる
寛仁さまが異論を唱えてられていることについて、鳩山氏は記者会見で「女系天皇に
慎重な立場ということは似ている」と述べた上で、党見解ではなく私的見解として次の
ように語ったとある。
「女性天皇は当然、あってしかるべきだし、歴史的にもあるが、(女系天皇は)日本の
歴史、伝統からみると大変大きな変化だ。やはり慎重に議論することが重要だ」
「(女性天皇の)夫の家系の子供が天皇になるということになれば、自分の家を将来、
天皇家にしようという意図を持つ人たちが行動するのではないか」
「男のお子さんがいれば、男のお子さんに(皇位が)継がれていったほうが、天皇家は
安泰だ」
鳩山氏のこの問題に関する「以前」のスタンスが男系維持派であることは分かる。
政治家も人間ですし、以前の発言通りにいつまでも考えたり行動したりする必要はない
でしょう。ただ、ことが重大だけに今後の推移は注意して見ていきたいと思う。
ちなみに、小沢一郎氏は自由党党首時代の01年5月の記者会見で「(皇位継承権を)
男系に限ったのは明治時代。過去には女性の天皇もいた。おかしなところはどんどん
変えればいい」と述べている。これは小沢氏の錯誤か勘違いで、継承を「男子」に限った
のは明治以降ですが、「男系」はずっと守られてきた歴史です。(抜粋)
阿比留瑠比(産経新聞記者):URLリンク(abirur.iza.ne.jp)