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相談件数が増えている痴漢の被害防止を呼びかける警視庁のキャンペーンが始まり、
東京の池袋駅では、女子高校生およそ１００人がチラシを配って痴漢の根絶を訴えました。
このキャンペーンは、警視庁が１４日から５日間行うもので、初日の１４日は、鉄道の
路線としては被害が最も多いＪＲ埼京線が乗り入れている池袋駅で決起大会が開かれ、
警視庁の樋口建史副総監が「痴漢を決して見過ごさない、許さないという固い決意で撲滅の
ために行動しましょう」と呼びかけました。続いて、池袋駅を利用している私立高校３年の
近藤あゆみさんが「私たちは卑劣な痴漢行為を絶対に許しません。大人の人たちも私たちが
痴漢行為を受けて困っているときには、勇気を出して注意してください」と訴えました。
このあと、女子高校生およそ１００人が「なるべくすいている車両に友達と乗りましょう」と
書かれたチラシを配りました。被害にあったことがあるという生徒の１人は「とても気持ち
悪いです。怖くて声を上げられないので、周りで痴漢を見つけたら助けてほしいです」と
話していました。痴漢の被害にあったという相談の件数は年々増え、手口も悪質化していると
いうことで、警視庁は、鉄道各社と連携して痴漢の撲滅を目指すことにしています。
NHK 9月14日 21時29分
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