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★日教組の「悪法支配」を許すな…八木秀次(高崎経済大学教授)、三橋貴明(評論家・作家)
八木 いよいよ政権交代ということになりました。自民党の不甲斐なさを見て、「一度、民主党に政権を」と考える
有権者が多かったということでしょう。しかしテレビに出てくる人たちと、実際の民主党の政策決定の主導権を
握っているところとは、まったく違う。そのあたりをマスコミは明るみに出していないわけです。
まずは労働組合の連合。ことに連合のなかの自治労や日教組などの官公労組が強力な支持基盤です。
さらには朝鮮総聯、民団、部落解放同盟ほか、さまざまな左翼の市民運動団体が民主党を支えている。
また、民主党の事務局を支えているのは旧社会党の社会主義協会派の人たちで、政策決定に大きな
影響力を行使しています。大きく報じられることはなく、ほとんどの有権者には届いていません。
民主党政権誕生ということになると、いままで明るみに出てないことが次々に表に現れ、支持基盤であった
左翼勢力が主張してきていた政策や法案が次々と現実のものとなるでしょう。
三橋さんは人権擁護法や東アジア共同体が実現した近未来を描いた『新世紀のビッグブラザーへ』という
仮想小説をお書きになっていますが、そのような社会が到来するのではないかと思われて背筋が寒くなります。
三橋 この本のいちばんのポイントは、「意図的に間違った情報が流される」ことによって、知らないうちに
社会もわれわれ自身も変えられてしまう恐怖です。
今回の選挙でも、マスコミの報道姿勢は大いに気になりました。たとえば中学卒業まで支給するという
「子ども手当」。お子さんのいる有権者は喜んだかもしれません。しかし、その財源として所得税の配偶者
控除や扶養控除などを見直すといいます。その結果がどうなるか正確に報道されたでしょうか。
さらに「ニコニコ動画」生放送で、鳩山氏が「日本列島は日本人だけの所有物ではない」と発言し、
ネットの世界では大変な騒ぎになりましたが、これをどれほどのテレビや新聞が取り上げたでしょうか。
(>>2-10につづく)
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