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★ETC特需に“急ブレーキ” 県内、消費者様子見
・高速道路無料化をマニフェスト(政権公約)に掲げた民主党が衆院選で大勝し、県内の
自動車用品店で自動料金収受システム(ETC)ブームに“急ブレーキ” が掛かっている。
無料化が実現すれば、ETCが必要なくなるためだ。自動車用品店では「無料化は先の話。
今、購入すればまだまだお得」と売り出すが、「無駄になるのでは」「本当に無料化できるの?」と、
消費者の思いは揺れている。
「あっという間に買い控えが広がった。あれだけ申し込みがあったのに」。浜松市南区増楽町の
モンテカルロ可美店の袴田昌宏店長は、一気に押し寄せた“無料化の波”に戸惑いを見せる。
土日の高速道路利用料金が原則千円になった3月は、ETC購入を希望する客が殺到。1日に
十数件の申し込みがあり、予約から取り付けまで1~2カ月待ちが当たり前だった。
しかし、衆院選ムードが高まり始めた8月上旬から雰囲気が一変。9月に入ると、申し込み
ゼロの日も珍しくなくなった。
店内のETCコーナーには数種類の商品が並び、いずれも即日引き渡しが可能だという。
店の入り口には「ETCの在庫あります」の張り紙。「無料化はすぐには行われません!」などと
呼び掛けるチラシも独自に作成し、会員優待価格も設定して売り込んでいる。
一方の消費者は慎重だ。同市南区若林町の男性(52)は「今、買っても結局いらなくなって
しまうのではないか」。同区小沢渡町の女性(33)も「本当に無料化なんてできるのか。
もう少し見極めたい」と話し、店に並ぶETCを見つめた。
オートバックス広報によると、「一概には言えないが、県内でもETCブームは
落ち着きつつある」という。イエローハット経営企画室は「9月以降になれば、本格的に
買い控えの影響が出るのでは」とみる。夏から買い控えが出始めたという静岡市駿河区の
タイヤ館中原店の竹田裕也店長は、「ETCで何度も遠出すれば、すぐに元は取れる。
しっかりとお客さまに説明して理解してもらう」と話した。
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