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福岡県警捜査4課と朝倉署は11日、入れ墨があるにもかかわらず、「入れ墨お断り」の看板を
無視して入浴したとして、指定暴力団・山口組系組長の藤浦良幸容疑者(54)(福岡県朝倉市甘木)
を建造物侵入容疑で逮捕したと発表した。
同県警によると、同様のケースに建造物侵入容疑を適用するのは、極めて珍しいという。
発表によると、藤浦容疑者は2月、朝倉市内の入浴施設で、「入れ墨のある方の入館は固くお断りします」
などと書かれた看板が設置されているにもかかわらず、入浴した疑い。容疑を認めているという。
藤浦容疑者は背中や上腕部に入れ墨をしており、1月にもこの施設を訪れ、入浴していた。入浴前に
男性経営者(43)が「ほかの入浴客に迷惑がかかる」と注意したが、「平日の昼間で客が少ない時なら、
よかろうもん(いいじゃないか)」と言って、聞き入れなかったという。
6月に「暴力団風の男が入れ墨をしたまま入浴している」との匿名の通報が県警に寄せられ、捜査を開始した。
経営者を脅したりしておらず、入浴料も支払っていたため、脅迫、強要容疑などでの立件は困難だったが、
看板や経営者の注意を無視して施設内に入ることは、正当な理由がないのに他人の住居などに侵入する
行為に当たると判断。建造物侵入容疑での立件を決め、経営者からの被害届を受理して逮捕した。
朝倉署の原田博人副署長は「暴力団の不法行為には、あらゆる法令を駆使して対応していく」と話している。
(2009年9月11日22時30分 読売新聞)
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