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オウム真理教（アレフに改称）信者に殺害された坂本堤弁護士＝当時（３３）＝一家の
慰霊のため、同僚だった弁護士ら７人が１１日、坂本さんの遺体が発見された新潟県上越市の
大毛無山や、妻都子さん＝当時（２９）＝が見つかった富山県魚津市の現場を訪れた。
事件発生から２０年。上越市の現場では正午すぎ、さわやかな秋空の下、慰霊碑に花束や
日本酒を供え、一列に並び冥福を祈った。坂本弁護士が所属していた横浜法律事務所の新人
弁護士、飯田学史さん（３６）は「坂本さんに恥じないような弁護士になりたい。新しい
世代が事件を忘れぬよう引き継いでいく」と手を合わせた。
午後３時すぎには、都子さんが見つかった魚津市の山中に建てられた慰霊碑に献花。
「坂本弁護士と家族を救う全国弁護士の会」事務局長の影山秀人弁護士は「仲の良い家族３人
が別々の場所に埋められた悔しさ、怒りを感じる。２０年たったが決意を新たにしたい」と話した。
１２日には龍彦ちゃん＝当時（１）＝の遺体が発見された長野県大町市の現場を訪れる。
坂本さん一家は１９８９年１１月、教団幹部らに横浜市の自宅で襲われ殺害された。実行犯の
供述から、９５年９月に３カ所の山中で遺体が見つかった。
共同通信 2009/09/11 18:38
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