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・10日午後2時半ごろ、福岡市東区香住ケ丘2丁目のマンション2階住民から「妻の意識と呼吸がない」と
119番があった。消防と警察が現場で、同所に住む無職畠中穂奈美さん(35)の死亡を確認した。
畠中さんの顔や上半身には複数のあざがあり、福岡東署は、夫が暴行を加えた疑いが強いとみて、
傷害容疑で夫の無職畠中博英容疑者(41)を逮捕した。
福岡東署によると、穂奈美さんは博英容疑者と2人暮らし。穂奈美さんは、日常的にドメスティック
バイオレンスを受けていたという。
消防などが駆け付けた際、穂奈美さんは居間であおむけに倒れた状態だった。あざはあったが、
刺し傷などはなく、死後、それほど時間は経過していないという。
付近住民などの話では博英容疑者は普段から酒を飲んでいることが多く、最近も部屋から怒鳴り声が
していたという。
遺体で見つかった畠中穂奈美さんは2年前から計5回、夫のDVを福岡東署に相談していた。
同署は穂奈美さんの被害申告を受けて今年5月、傷害容疑で博英容疑者を逮捕したが、穂奈美さんが
被害届を取り下げたため、釈放になった経緯があるという。
同署によると、相談があったのは2007年9月▽08年5月▽同9月▽今年5月▽同7月。このうち
逮捕、釈放後の今年7月には、穂奈美さんから「暴力を受けたので離婚したい。一時的に避難したい」との
相談を受け、同署は福岡市東区役所に連絡した。一時保護所「シェルター」への入所が決まった直後に
穂奈美さんが「携帯電話を忘れた」と自宅に戻り、それを機会に再び博英容疑者と一緒に暮らしていたという。
なぜ暴力を振るう夫と離れられなかったのか。DV問題に詳しい元九州女子大教授(社会学)の
堤かなめさんは「DV被害女性の『逃げても無駄』『自分が悪い』という思い込みから、別れられない
ケースは多い」と指摘。その上で被害防止のために「DVは愛情ではなく犯罪、と被害者自身が認識
することが大切で、深刻な被害が出ているDVについて学校などで教えるべきだ」と話している。(抜粋)
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