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衆院控室は議員数に応じて各会派に配分するのが基本。31部屋、2456平方メートルあるが、
これまで民主党が約5部屋、自民党は13部屋を使用し、面積比は3対7だった。
ところが、解散時112議席だった民主党が、今回の衆院選で2.75倍の308議席を獲得したのに対し、
自民党は303議席から119議席へ激減。両党の議員数はほぼ逆転したため、部屋数も逆転する公算が大きい。
そこで民主党が「控室拡大」に合わせて狙いを付けているのが、正面玄関に近い2階正面側の4室。
自民党が1955年の結党以来使い続けてきており、現在は幹事長室や国会対策委員会などがある。
また、2階本会議場内の議席配置でも、民主党は現在自民党が占めている正面玄関側を求めている。
「控室も自民党と入れ替われば便がよい」(民主党関係者)との論法だ。
こうした民主党の要求に対し、自民党は「長年使い続けてきた」(国対関係者)と拒否する方針。
93年に細川政権発足で野党に転落したが、第1党だったために控室を明け渡すことはなかった。
だが衆院事務局によれば、議席数の大変動で控室を引っ越した前例はあり、
民主党が強硬に主張すれば自民党が居座るのは困難な情勢。
自民党も一部では引っ越しの準備に入ったが、3階の総裁室は死守したい考えだ。
民主党は参院でも正面側控室を要求。自民党は参院では2年前に第2党に転落したが、
いまも正面側2、3階を独占している。民主党は衆院に合わせ「本格的にけりをつけたい」
として名実ともに与党待遇を望む。その機は熟した。(おわり)