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今回の総選挙では、1選挙区で1人しか当選できない小選挙区制によって、
議席に結びつかない「死票」が大量に生みだされる弊害が改めて浮き彫りになりました。
投票総数7058万票のうち、当選者以外の候補に投じられた票は3270万票です。
「死票」率は46・3%に上ります。全国の300の小選挙区のうち87選挙区では
「死票」率が過半数となります。東京では25選挙区のうち12選挙区、大阪では
19選挙区のうち10選挙区で「死票」率が半数を超えました。
高知1区では「死票」率が67・5%に達して全国最高となり、当選者の獲得票は
有効投票の3分の1以下となりました。秋田3区(62・6%)、東京4区(62・5%)、
山梨2区(62・4%)、神奈川4区(62%)でも「死票」率が6割を超えました。
今回の総選挙の小選挙区では、民主党が3348万票(得票率47・4%)で212議席
(議席占有率73・7%)を独占する一方、自民党は2730万票(38・6%)で64議席(21・3%)。
日本共産党は298万票(4・2%)を獲得しましたが、議席はゼロでした。
しんぶん赤旗
URLリンク(www.jcp.or.jp)
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