09/09/07 16:02:16 0
>>4の続き
「最初は、マスコミ(記者クラブ)とは喧嘩しない方が得策です。
味方につけて政権運営に協力させましょう。いざとなったら、力をつけてから戦いましょう」
この情報操作が真っ赤な嘘であることは過去の政権が証明してくれる。
マスコミとお友達であろうとした安倍内閣は、そのメディアからの批判の前に倒れた。
マスコミと協調関係にあった麻生政権は、そのメディアからの「漢字の読み間違い」などのリークで崩壊した。
一方で、小泉政権が逆だ。政権発足からわずか2週間でスポーツ新聞を官邸に引き入れ、
歩きながらのぶら下がり会見を中止して、数ヵ月間にわたる記者クラブメディアとの抗争を演じたのは、
小泉内閣の飯島勲秘書官だ。だが、メディアとの会見はその後、ほぼ一貫して小泉官邸の勝利が続いた。
その後、5年半の間、最初の騒動以上の反発は記者クラブメディアから起こらなかったのである。
10年目を迎える石原都政も同様だ。就任直後、週1回の記者会見のみならず、
知事主催の記者会見を追加して、ワイドショーや雑誌に開放、既存の記者クラブメディアとの
対決姿勢を旗幟鮮明にしたのは石原慎太郎都政の高井英樹特別秘書だ。
結局、知事主催の記者会見はなくなったが、その代わり、インターネットのでの会見の同時配信が始まった。
そして、その後10年の都政の中で、石原知事側がメディアからの決定的な攻撃を受けることはなくなった。
つまり、最初にマスコミ(記者クラブ)と堂々と戦った政権は長期になり、
姑息に「うまくやろうとした」政権はことごとく短命で終わっているのだ。
(続く)