09/09/07 16:01:44 0
>>2の続き
しかし、それは杞憂に過ぎない。むしろ、記者クラブの開放は、日本のジャーナリズム再生のラストチャンスだ。
実際は、見えない鎖につながれた記者クラブという「奴隷制度」からの解放に他ならない。
これまでに筆者が、記者クラブの“廃止”を求めたことはただの一度もない。つねに言い続けてきたことは、
公平な取材活動のための平等なアクセス権の付与、そのための“開放”である。
多くのメディア幹部からは「上杉は、記者クラブ廃止論者だ」と危険視されているが、
筆者の求めているものは一貫して“開放”であり、それ以上のものでも、それ以下のものでもない。
つまり、国民の当然の知る権利のために、より良いジャーナリズムのために、そして、
健全な民主主義の発展のために、あたりまえのアクセス権を、非記者クラブメディアにも与えて、
公平な競争をしようと言っているにすぎないのだ。
昨年、「ジャーナリズム崩壊」を世に問うてからというもの、日々、筆者への非難は続いている。
そうした非難は、2回にわたる民主党代表への質問でさらに頂点に達したようだ。
直接、間接の嫌がらせ、誹謗中傷が連日のように続き、中には犯罪行為ともいえる
脅迫までが行なわれるようになった。ここでその内容は詳らかにしない。
だが、自らの身を守るためにも、その反発は想像以上のものであることだけは書き残しておこう。
(続く)