09/09/07 02:18:11 lEyIAi0uP
感染するのか?感染しないのか?ということについて、
2004年8月の興味深い報告があります。
URLリンク(www.jlf.or.jp)
最近ではライ菌の遺伝子の型の違いというのがわかりまして、同じ家庭内
で患者が複数出た場合の、らい菌の遺伝子を調べてみますと、型が違う場
合があるんです。ということは、同じ家庭の中でも、感染が患者同士では
なくてほかから感染した、そういう例があるということがわかってまいり
ました。これも、最近の多摩研究所の研究業績の1つでありますが、それ
から外国でも最近、PCRという鋭敏な方法を使いまして、同じような報
告も出ております。
このように、ハンセン病には不顕性感染がかなりの頻度であるということ
がわかりました。ただ、それだけを申し上げたんでは、一般の人はかえっ
て恐怖感を抱くおそれがあります。ですから、そうした不顕性感染を、ど
うしたら発病を防ぐことができるか。そういう医学的な手段を見つけて、
それから発表しないことには、偏見の防止、除去にも役立たないんじゃな
いかと思います。