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[東京 3日 ロイター] 民主党の藤井裕久最高顧問は3日、ロイターとのインタビューに応じ、
一時91円台まで進行した円高/ドル安について、現状は米経済動向を反映したドル安で、
「急激な円高が進んでいるとも思えない。徐々に進んでいる」と分析。
そのうえで「為替介入は、よほど異常な時以外はやるべきではない」と述べ、
人為的な介入には否定的な見方を示した。
一般論として「日本は基本的には円高がよい」と述べる一方、「円高政策をとる必要もないが、
円安によって輸出を伸ばす政策は間違いだ」と語り、為替相場に対して基本は「中立」であることを強調した。
為替介入は「世界経済を不安定化させる要因になる」とした。
日銀の金融政策については「今の政策は適切だ。白川(方明総裁)さんが信じるところに
沿ってやってもらったらいい」と述べ、日銀のこれまでの政策運営を評価すると同時に、
今後も独立性を尊重する考えを強調した。
デフレ懸念が広がっているが、今後の金融政策に関しては「デフレにはいろいろな要因がある。
金利を下げれば物価が上がるという単純なものではない」と述べ、
デフレリスクが深刻化した場合のさらなる金融緩和には否定的な見方を示した。
インタビュー:現在は急激な円高ではない=藤井・民主最高顧問
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