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公明新代表、山口氏で最終調整 首相指名で自公連立に幕
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公明党は3日、総選挙敗北の責任を取って辞任した太田代表(63)の後任に、参院議員の
山口那津男政調会長(57)を起用する方向で最終調整に入った。
7日の中央幹事会で内定し、8日に正式決定する見通しだ。
特別国会の首相指名では自民党総裁ではなく新代表に投票し、10年間の自公連立に終止符を打つ。
民主党政権とは是々非々で対応し、独自色を強めて党再建を目指す。
…自民党との連立を重視して譲歩を繰り返した「太田路線」を転換し、来夏の参院選に向けて
平和や福祉という結党以来の理念をアピールできる人材が適任との考えを示した。
…神崎武法前代表や坂口力元厚労相ら重鎮らを中心に水面下で人選を進めた結果、
(1)自公路線の転換を印象づけるには世代交代が必要
(2)参院選をにらみ、政策通で論戦力があることが望ましい―などとして山口氏が適任との判断に傾いた。
…公明党は連立参加した99年以降、首相指名で森、小泉、安倍、福田、麻生の歴代自民党総裁に票を投じてきた。
今回は「野党連立はない」(太田氏)と宣言しており、16日召集の特別国会では新代表の名前を書いて
「自公連立時代」の幕引きを印象づける。