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★自民党内ぐちゃぐちゃ 総裁選前倒し意見続出
自民党総裁選をめぐる党内の混迷に歯止めがかからない。
党執行が総裁選は「２８日投開票」を確認したものの、いまだに首相指名がある
１６日の特別国会召集までに総裁選を前倒しすべきとの意見が続出。
「敗軍の将」麻生太郎首相への恨み節だけが威勢良く飛び出す始末だ。
多くの議員を失った派閥も機能不全に陥り、肝心の総裁候補も本命不在が続く。
「その気になれば１６日の特別国会前でもできるはずだ」。
総選挙後、初めて開かれた３日の町村派総会。
高市早苗経産副大臣が総裁選前倒しを訴えた。
総会では同様の意見が相次いだという。
総裁選日程は「時間的に動かせない」（党幹部）にもかかわらず、
総裁選前倒し論が続出する背景には、首相指名で麻生氏に投票することだは避けたいとの議員心理もある。
津島派も「白紙で投票すること、現総裁の名前で書くこともあり得ないことで一致」（石破茂農水相）。
さらに、麻生首相に対する不満が噴出。落選した小坂憲次元文科相が
「不愉快。落選した人間が再起を期す気持ちを踏みにじる」と語気を強めた。
こうした事態に中堅議員は「総裁選を前倒しすれば、本格的な党員・党友投票が難しくなる。
いまだ派閥やグループ主導で総裁を選ぼうというのか」と反発。
「自民凋落の責任はすべての議員にある。選挙で“責任力”を訴えていたのに、
すぐに人のせいにする体質を改めない限り、党再生はない」と憤る。
一方、多くの議員を失った派閥は存続が危ぶまれている。
派閥会長の山崎拓前副総裁が落選した山崎派は３日、山崎氏が非議員の立場で会長続投する異例の事態に。
町村派でも小池百合子元防衛相が同日、「党まるごとで一致団結すべき」として退会した。
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