09/09/04 06:47:10 0
★山崎拓氏が会長続投 自民立て直しは派閥から!? 派内から「一斉解消を」の声
衆院選で落選した自民党の山崎拓前副総裁が率いる山崎派は3日、総会を開き、
「捲土重来を期す」という山崎氏の会長続投を了承、山崎氏は西日本新聞の取材に
次期衆院選に福岡2区から立候補する考えを示した。
ただ、自民党惨敗で各派閥とも壊滅的ダメージを受けた中、派閥の存在感は
さらに薄まる見通しで、山崎氏がどこまで影響力を保てるかは不透明だ。
山崎派は自民党8派閥で唯一会長が落選。
選挙前の40人から19人(参院3人含む)に半減した。
この日の総会には当選組の武部勤元幹事長、甘利明行政改革担当相、
石原伸晃幹事長代理のほか、落選した保岡興治氏、深谷隆司氏ら約30人が出席。
あいさつに立った山崎氏が「残念な結果ではあったが、捲土重来を期したい」と述べると、
参加者から「派閥解消と言われているが、困難なときほど結束が必要」
「会長を補佐し、みんなで確実に国政に戻ってこられるよう全力を尽くそう」といった声が相次いだ。
山崎氏は1998年、旧渡辺派から独立し、山崎派を旗揚げ。
2003年衆院選で落選後も派閥会長を務め、その後、国政に復帰した。
山崎氏は会合後、西日本新聞に福岡2区で再起をはかる考えを示し、
「落選者も含め全員参加で派の運営をしていく。
次の衆院選候補者が政権奪還を目指す梁山泊にしたい」と語った。
ただ、政党交付金も激減し、現職議員も半減した中で、派閥運営資金の確保は
頭が痛い問題。事務所費や人件費など同派の07年の経常経費は約3500万円に上る。
事務所の縮小や移転を迫られる可能性もある。
総裁候補は党所属議員20人の推薦が必要だが、今回の選挙では5派閥が20人以下に
落ち込み、領袖を総裁に押し上げるという、従来の派閥の役割は失われつつある。
「結束して党を立て直すためには、派閥は一斉に解消するしかない」‐。
会長続投を決めた山崎派内からも、こんな声が漏れる。
=2009/09/04付 西日本新聞朝刊= URLリンク(www.nishinippon.co.jp)