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ジャパン・マゴット、花粉交配に「無菌バエ」
医療用品開発のジャパン・マゴット・カンパニー(岡山市、佐藤卓也社長)は農作物の花粉交配に使える
「無菌バエ」を開発し、種子販売会社のタキイ種苗(京都市)に納入した。一般に使うミツバチの供給不足が
深刻になっているため代替需要を狙う。量産体制を整え、早ければ3年後に全国の農家向けに供給開始を目指す。
同社の本業は糖尿病で壊死(えし)した下肢の治療に使うヒロズキンバエの幼虫の販売。潰瘍(かいよう)を
幼虫に食べさせて感染の広がりを防ぐ治療法で、無菌状態で幼虫を飼育する点に独自のノウハウがある。
花粉交配用にもヒロズキンバエを使う。まず卵を溶剤で洗い、幼虫がかえると今度は生理食塩水で洗浄。
幼虫は通常は腐肉を食べるが、同社では小麦や脱脂粉乳など植物由来の清潔なエサを与える。
6~7日程度でサナギになると出荷する。
出荷されたサナギが授粉の時期に合わせて羽化するよう飼育技術の確立を急ぐ。
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