09/09/01 22:54:16 0
「1955年体制」といわれる自民党支配に終止符が打たれた日本の衆院選について、英紙は
「日本の新時代に日は昇る」「政官財界の鉄の三角形が崩れた」(フィナンシャル・タイムズ紙)と
評価する一方で、「日本の政治は新しい夜明けを迎えたが、昨日の地滑り的勝利は結局は明日の幻滅
に終わることもある」(ガーディアン紙)と辛口の論評を掲載した。
日本ウォッチャーとして定評があるフィナンシャル・タイムズ紙アジア地域編集長(前東京特派員)、
デイビッド・ピリング氏は2日連続で論評を掲載した。
1日付の論評「原理原則なき政治集団」では、87年に軍事政権が終わった韓国や、2000年に
中国国民党から民主進歩党に政権が交代した台湾と比較。日本でも民主党が自民党から政権を奪取し
「われわれは韓国や台湾に追いついた」との元官僚の言葉を引用した。
しかし、日本の政党は原理原則がはっきりせず、国の将来像を描く政策立案能力を欠いており、
二大政党による政権交代が定着するには時間を要するだろうと分析。民主党が社会民主主義的な
政党に、自民党が保守的な別の選択肢となる方向性を描いてみせた。
氏は31日付でも「有権者は別の方法で現状維持を試みたようだ。真の確信も、社会を変革しよう
という意思もなかった」と述べ、日本の有権者は今回、戦後政治秩序を拒絶したにすぎないとの
見方を示した。
これに対し、1日付のタイムズ紙は「日本はもう何年も変化を求めていた」と題し、この流れに
逆らった自民党が疲れ切って敗北したと分析、「民主党は曲折はあるものの、変化を求める流れに
乗るだろう」と予測した。同紙は31日付の社説で「民主主義が勝った」と称賛したが、「民主党は
財政支出を削減し、消費税は上げないと主張する一方、農業支援、社会福祉拡充を掲げるが、
財政均衡を維持しつつ政策を実現するのは困難」と指摘した。
(>>2以降に続く)
▽産経ニュース
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