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精神的なストレスなどが引き金となって出る「冷や汗」は、周囲にいる人の脳の働きに影響を及ぼし、
緊張感や警戒心を高めるとの研究結果が、米国で報告された。ストーニーブルック大の研究チームがこのほど、
オンライン科学誌「PLoS ONE」に発表した。
チームでは、スカイダイビングに初めて挑戦する人たちが、強いストレスを感じてかいた冷や汗を採取。
これを水で薄めた液体を作り、においをかいだ別のグループがどんな反応を示すかを調べた。
まず40人が、インストラクターとベルトで固定された態勢で、高度4000メートルの上空からジャンプ。
その際にかいた汗から発散する成分を男女8人ずつに吸い込ませ、脳の活動状態を機能的磁気共鳴画像法(fMRI)
と呼ばれる方法で調べた。これを同人数の別のグループで2度繰り返し、さらにランニングマシンで運動した人の
汗を使った場合と比較した。
その結果、スカイダイビングをした人の汗の成分を吸い込むと、運動による汗を吸い込んだ時と比べ、
感情の動きをつかさどる「へんとう体」がより活発に働き出すことが分かった。この2種類の汗ににおいの差は
感じられなかったという。
チームは続いて、同じグループを対象に、汗の成分を吸い込んだ後でコンピューターの画面上に示される顔写真の
表情を見分けさせるテストを実施した。すると、スカイダイビングの汗では「無表情」と「怒り」を区別する能力
が高まる傾向がみられたという。「へんとう体が活性化することで、脅威に敏感になるのではないか」と、
チームは分析する。
2009.08.31 Web posted at: 20:53 JST Updated - CNN
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